キメラ=アントとの戦いは終わりを迎えましたが、ネテロ会長は帰らぬ人となってしまいました。そのためハンター協会は新しい会長を選ばなくてはなりません。
ネテロはあらかじめ、次期会長を決める方法として「選挙」を指定していました。そして投票方法を決めるため、会長直属のハンターたちである「十二支ん」が集められます。
そしてそのなかにはゴンの父であるジンの姿もありました。
「十二支ん」たちの多くは新しい会長となるべく闘志を燃やしていました。特に次期会長の座を狙うパリストンと、それが気に入らず阻止しようとするチードルたちの争いが激化していました。そんななか、ジンは冷静に選挙方法についての策を練ります。
そして会長の座をめぐる駆け引きが開始されました。ハンターたちは投票のため、ハンター協会に姿を現します。そこには新たな獲物を探すヒソカの姿もありました。彼はそこでイルミと再会します。
選挙ではなかなか決着がつきません。「十二支ん」への質疑応答が行われるなか、瀕死の重傷であるゴンの見舞いに一度もいかないジンに対してレオリオが激怒します。そして多くの観衆のなかで、ジンに一撃を見舞いました。
この行動が、いい加減な態度ばかり取るジンを気に入らないハンターたちの共感を得ることとなります。そしてレオリオは一躍、会長候補に選ばれる事態になりました。
一方で、ゴンを助けるために奔走するキルア。彼はゾルディック家のアルカの力でしかゴンを救えないと考えました。彼女には不思議な力があり、願い事をすればなんでも叶えてもらえるのです。しかしその体のなかには、ナニカと呼ばれる正体が分からない存在がいました。ナニカが「おねがい」をすると多く人間が死ぬため、シルバは自身の子でありながら彼女を幽閉していたのです。
それを知りつつも、ゴンのためにアルカを連れ出すキルア。しかしアルカを危険視しているイルミは、ヒソカの手を借りてアルカ殺害を目論んでいました。
ゾルディック家の執事たちがキルアたちを監視するなか、イルミとヒソカが襲撃。キルアはアルカを守るために、イルミと戦うこととなります。
そのころ会長選挙は意外な結果を迎えていました。パリストンが選挙戦を制しましたが、彼は直後に会長を辞任します。そしてチードルが会長の座に就いたのです。
一方、何とかキルアはイルミから逃げることに成功。キルアはナニカにゴンを治してくれるように頼みます。ナニカはそれを承諾。自身の力を使ってゴンを治しました。その時に出たオーラの力を多くのものが感知します。兄妹を監視していたゾルディック家の面々は、彼女を殺すのをやめ、彼女を利用することを画策しました。
そのためキルアはナニカを封印しようとします。しかしその行為にアルカは激怒。ナニカも自分と同じようにキルアに受け入れて欲しいと頼みました。その言葉にキルアははっとし、アルカに対して謝ります。
そしてキルアはナニカを受け入れ、アルカともども守りぬくことを誓ったのです。
復活したゴンはジンに会いにいきますが、まずカイトの下へ向かえとのこと。そこには蟻の力で生まれ変わり、少女となったカイトがいました。そしてカイトの下へ謝罪に訪れるゴン。そして今後こそカイトを守ると伝えます。
戻ったゴンは、世界樹のてっぺんにいるというジンのメモを見つけました。ため息をつきつつも、世界樹の頂上に向かうゴン。そこでジンがハンターになった目的が「いきたかった場所に入るため」であることを知ります。そこはある王族が埋葬された施設とされ、信頼に足る団体というのが調査の条件でした。そのためジンはハンターとなり、特定非営利活動法人を設立。遺跡の調査と修繕を行いました。
ジンにとって、今必要なもの、今を真剣に生きることの大切さをゴンに伝えたのです。
そしてゴンとキルアは別れを迎えます。キルアはアルカと共に世界を旅するとのこと。2人はまた会う約束をして、それぞれの道を歩き出したのでした。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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