シーズン2の最後で姿を消したルシファーでしたが、実際には砂漠にいました。砂漠の真ん中で目覚めたルシファーは、やはりロサンゼルスに戻ることを決意し、たまたま通りかかった車を強制的に停止させます。すると、偶然にもその車は現金輸送車でした。そしてその車には彼が以前逮捕した強盗犯が乗車していたのです。その強盗犯が着用している衣服と現金輸送車を巻き上げたルシファーは、追ってくる警察を巻きながらロサンゼルスへと向かいました。
ルシファーは入院していたリンダ先生が退院したタイミングで家へと招きます。そして、彼が人ならざる存在であることを証明する天使の翼を彼女に見せました。彼はこの翼を切ってほしいとリンダに頼むのですが、リンダには断られてしまいます。結局、彼は自分で翼を切り落とすことになるのでした。
ルシファーは警察署に向かい、クロエに誘拐されていたと嘘をつきます。彼は誘拐される間に、彼女に自分の正体を明かすと約束していました。その電話を後悔した結果、彼は姿をくらましたのだと彼女は思い込んでいたのです。
クロエに誘拐されたことを信じてもらうために、ルシファーは彼女と共に自分が目覚めた砂漠へ向かいます。すると、そこには干からびた男の死体が埋まっていました。その男が誘拐した犯人だと考えた彼は、彼女と共に調査を始めていきます。
そんな中、2人が独自に調査を進めるのをよく思わない人物であるマルクスが警部補に就任します。ルシファーを気に入っていないマルクスは、クロエにルシファーの監視を命じました。ルシファーはそんなマルクスのことなど気にも止めず、独自に調査を進めていきます。そして自分をさらった誘拐犯を見つけることに成功しました。犯人に自分の背中に翼を付けたのはお前だと激怒すると、切り落としたはずの翼がまた開いたのです。その誘拐犯は、シナーマンという人物にルシファーの殺人を頼まれたと話しました。
シナーマンのことが気になっているルシファーは、クロエにシナーマンについて調査することを提案します。しかし、シナーマンとはギャングが警察の取り調べに反抗するときに使用する架空の存在であるため、本当に実在はしないと考えられていました。そのため、あまり協力をしてもらえません。
シナーマンが実在するという証拠を見つけないと捜査に協力してもらえないので、ルシファーは1人で捜査を始めます。すると、なぜかマルクスがシナーマンの捜査に協力すると言い出したのです。マルクスはシナーマンに実の弟を殺されたと言い、シナーマンにクロエを巻き込むべきではないとルシファーに伝えます。
そのため、マルクスとルシファーは2人でシナーマンを探すことになるのです。
そして、ルシファーはシナーマンを追い詰めることに成功しました。シナーマンはルシファーが天使だと知っており、なぜか自分自身を殺すようにルシファーに懇願します。ルシファーはシナーマンの意図がわからず困惑していると、マルクスの手によって射殺されてしまいました。シナーマンの意図を知ることができなかったルシファーは、誰かの指示で動いていたと考え始めます。そして、シナーマンが写っていた写真の人物がマルクスなのではないかと疑いを持ち始めました。
マルクスがシナーマンを操っていたと考えたルシファーは、彼を殺害します。しかし、マルクスは復活しました。
実はマルクスは弟であるアデルを殺した人類最初の殺人犯である神に不死の呪いを受けたカインだったのです。カインは不死身であるルシファーがクロエの側にいると怪我をしてしまうことを利用して、不死の呪いを解こうとしていました。マルクスの目的を知ったルシファーは彼に協力することになります。そしてマルクスとクロエは恋人関係になるのですが、マルクスはクロエに愛されると不死の呪いが解けることに気づいていました。結果としてマルクスの不死の呪いは解け、ルシファーとクロエが結ばれることになります。
死が怖くなったマルクスはアメナディエルを殺して神を怒らせようとしますが、シャーロットが庇って死んでしまいます。マルクスはルシファーとクロエも殺害しようとしたため、ルシファーがマルクスを殺害します。すると、ルシファーは再び悪魔になってしまい、醜い姿をクロエに見られてしまいました。
シーズン3の最後でルシファーが悪魔の姿を見せたにも関わらず、クロエは一切それに触れてこようとしません。クロエは現実逃避をしているのではないかと考えたルシファーは、彼女に対して必要以上に悪魔であることをアピールするのですが、クロエはルシファーが悪魔であっても気にしていないと言います。
クロエに正体がばれてしまったメイズは、クロエとクロエの娘であるトリクシーは傷つけないと伝えます。クロエはメイズを恐れてはいませんでしたが、トリクシーはメイズに言葉で傷つけられたことがあったので、メイズと会いたがってくれません。メイズはトリクシーが自分を許してくれるまで待つことにしました。
しかし、警察署でたまたまトリクシーと会ったメイズは彼女に会いたかったと言われ、クロエがメイズに嘘をついたことが明らかになるのです。
実はクロエは休暇の最中に教会へ通い、ルシファーの正体について調べていました。そして、その教会の神父からルシファーが悪魔であり、彼が地上に留まっていると死と破壊がやってくるため、ルシファーを殺してほしいと頼まれたのです。最初はルシファーを殺すつもりだったクロエですが、ルシファーと過ごしているうちにその気持ちは間違いであることに気づきます。
しかし、神父は自らルシファーに近づき、クロエとルシファーを殺すことを画策していたことを伝えてしまいました。その結果、ルシファーはクロエを信じることができなくなってしまい、自分のクラブに入り浸り始めます。
そんな中、ルシファーの前には昔の恋人であるイヴが現れます。イヴはルシファーのことが好きだったため、わざわざ地上へ降りてきていたのでした。ありのままのルシファーを受け入れてくれるイヴにルシファーは次第に心を開いていきます。
しかし、クロエと事件の調査を再開するうちに、その気持ちは本物でないことに気づいたため、別れることになりました。
ルシファーのことを諦めきれなかったイヴは、悪人を殺して地獄の住人にルシファーを連れ戻しにくるように伝言を頼みます。イヴが殺した悪人は、イヴの予想通りに地獄へと行き、そこで彼女の伝言を広めました。すると、ロサンゼルスで死んだ人々の体に悪魔が乗り移り始めたのです。
そのころのルシファーは神父と戦っており、神父によって怪我を負った部分が治らず、人間の姿を保てなくなっていました。しかし、クロエの言葉によって元の人間の姿へと戻ることに成功します。
一方、アメナディエルはリンダと愛を育んでおり、なんと子供までもが産まれていました。子供はチャーリーと名付けられます。
クロエは死体が生き返ったという事件の調査を始めます。ルシファーも調査に協力し、調査が終わった後、家に戻ると死体を器にした悪魔が迎えにやってきていました。悪魔はルシファーが一緒に地獄へと帰らないのであれば、人間を拷問すると脅すのですが、ルシファーはそれに激怒して悪魔を追い出します。
出産による入院期間が終わり、退院していたリンダは、チャーリーが突然いなくなってしまったとクロエたちに助けを求めます。クロエとルシファーは、ルシファーの部下たちがチャーリーを攫ったことを突き止めました。ルシファーの部下たちは、アメナディエルの血を引いているチャーリーを地獄の王にしようとしていたのです。ルシファーはそれにさらに激怒し、チャーリーを救うために魔物たちの元へと向かいます。メイズたちも駆けつけたのですが、クロエを敵に奪われてしまいました。さらに激怒したルシファーは、本来の悪魔の姿となり、部下たちに帰るように命令します。その姿を恐れたルシファーの部下たちは、地獄へと帰っていきました。チャーリーは無事に助かったのですが、ルシファーは地獄へ戻ることを決意していたのです。クロエは必死にルシファーを引き留めますが、ルシファーの決意は変わりません。最後にキスをすると、ルシファーは白い翼を広げてクロエの元を去ってしまいました。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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