造幣局の強盗事件終結から2年半。造幣局の局長だったアルトゥーロは今や「テロに屈しなかった英雄」として大人気。一方でトーキョーとリオはパナマの島で、その他のメンバーも幸せに暮らしていました。
ある日、トーキョーはもっと自由になりたいとリオに別れを告げ旅立ちます。別れ際、リオはトーキョーに衛星電話を渡し、3日ごとに連絡するように言いました。
約束の日になってもトーキョーから連絡がなく気が気でないリオは、自分から電話をかけます。リオが衛星電話の電源を入れた途端、電話を監視していたユーロポール(欧州刑事機構)がリオの居場所を特定。リオは逮捕されてしまいます。
逃げ延びたトーキョーは、ラケルと暮らしている教授に再会、リオの逮捕を告げます。
教授はリオを救出するため、強盗団のメンバーを招集。目的はスペイン銀行を襲うことです。国家の抵抗組織になることでリオを救うという計画です。教授の古い友人、マルティン(パレルモ)がリーダーとして強盗団に加わることになりました。
作戦決行を前に彼らは飛行船でマドリード上空へ。街に1億4,000ユーロをバラ巻き、さらに街頭のビジョンで国民を扇動します。
スペイン銀行周辺はデモ隊であふれ、軍隊や警察が出動する事態になってしまいます。その機会を利用して、軍隊に扮した強盗団はスペイン銀行の中に入り、行内にいた人々を人質にとります。一番重要な人質は銀行の総裁。しかし5人のボディガードが総裁の周りをかためており、銃撃戦が勃発します。応戦したパレルモが目に重傷を負いますが、総裁を人質に加えることに成功しました。
次の作戦は金庫室の金塊を奪うこと。しかし金庫室は、扉を開けようとすると水が室内に充満するという危険な場所です。そこで溶接工に扉を開けさせ、ナイロビたちはダイビング用の装備をして金庫室に入り、金塊を手にします。
さらに奥の金庫を開けるためには総裁の協力が不可欠でした。強盗団は総裁を脅しますが、総裁は断固として拒否します。仕方なくボゴタが金庫の扉を爆破して扉を開けるのでした。
新たな金庫室を開けると中には赤いアタッシュケースが入っていました。特殊部隊の突入が間近に迫る中、デンバーがアタッシュケースを両手に持って銀行の前に立ちます。その途端、指揮官は攻撃をやめさせます。アタッシュケースの中には政府の機密情報が入っていたのです。外部に漏れると国家をゆるがすような機密情報のため、手だしができないのです。
そのころ、銀行内では金塊を粒状にする作業が進められていました。
現場の指揮官として警部のアリシアがリオを伴ってマドリードに到着します。アリシアはラケルに教授を引き渡さなければ、母親や娘が刑務所や施設に入ることになると脅します。動揺するラケル。
機密情報の漏えいを恐れ、何もできない警察を見たアリシアは行動を起こします。アリシアは、偽の機密情報をメディアに流し、教授たちの切り札を封じこめたのです。
そのあと警官5人が銀行内に突入しますが、強盗団の作戦勝ちで全員を拘束します。教授は拘束した警官とリオの交換を提案し、アリシアはこれを受けます。
解放されたリオは、銀行の前で高々と腕を上げて喜びを表現するのでした。5人の警官も解放されますが、扉が閉まる瞬間にアルトゥーロが銀行に入ってきます。彼の目的はモニカとその息子。さらにモニカに性的関係を迫りますが、当然拒否されます。
トーキョーと再会したリオは自分から別れを告げます。リオの体内に盗聴器が埋められていることを察知した教授は手術で取り出すように強盗団に指示。事前に訓練していた仲間たちは無事、盗聴器を取り出しました。
そのころ教授とラケルの乗った車は上空から追跡され、遂に車を乗り捨て森に逃げ込みます。二手に分かれて逃げますが、ラケルは付近の住民に見つかってしまいました。
銀行ではリオの体から取り出した盗聴器をフェレットにつけて、地下道を走らせます。信号をキャッチした警察は強盗団が逃走したと判断して下水道に捜査官を配備しますが、赤い服を着たフェレットが発見されただけ。
この事態にアリシアは新たな作戦を決行します。ナイロビの息子を連れて銀行の前を歩き、ナイロビにその光景を見せます。窓から息子の姿を見ているナイロビは狙撃手に胸を撃たれてしまいました。その混乱に乗じて装甲車が銀行に突入してきますが、トーキョーらの応戦で食い止めることに成功します。
警察に見つかってしまったラケル。教授はラケルが処刑された銃声を無線で聞いて絶望します。実はこれもアリシアの作戦で処刑したと見せかけて、ラケルを拘束していたのでした。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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