瀕死の重傷を負ったナイロビ。仲間たちが銀行内で手術しようとしますが、ナイロビ自身は「死にたくない、警察に引き渡して」と懇願します。ナイロビの意志を尊重して外に出そうとするトーキョーたちと警察で口を割らせるわけにはいかないと反対するパレルモらの間で仲間割れが勃発。結局、銀行内での手術が始まります。
一方、教授は周りを警官に囲まれながらも隠れ続けています。その間、仲間のマルセイユは教授が車の事故に遭ったように偽装して、警察の目をくらましました。
トーキョーはナイロビの体から銃弾を摘出、肺の一部も切除しました。ナイロビは安定しているものの意識はまだ戻りません。
そして横暴なふるまいが多いパレルモに対するクーデターが勃発。嫌気がさしたパレルモは一人で脱出しようとしますが、説得されて断念します。
トーキョーの言葉でラケルは実は殺害されていないと考えた教授は、マルセイユとともにマドリードに戻り、群衆の中に紛れ込みます。アリシアを始めとする警察の動きを見て、教授はラケルが生きていると確信しました。
そのころラケルはアリシアの尋問を受けており、協力すれば減刑すると司法取引を持ちかけられます。
その夜、教授とマルセイユは警官のアントニャンサスを捕え、ラケルに教授の時計を見せるように頼みました。
次の日、教授たちが乗り捨てた車の中にあった証拠品からラケルの母と娘の居場所が判明します。DVの元夫に娘の親権をとられることを恐れたラケルは取引に応じる気になりますが、アントニャンサスが見せた教授の時計を見て考えを変えます。
銀行で仲間たちに拘束されているパレルモは、人質になっている警護官のガンディアに脱出するようにけしかけます。リオは手錠を外して逃げようとしたガンディアに銃を向けながらも撃てず、男を逃がしてしまいました。拷問によってリオはPTSDに悩まされていたのです。
ガンディアは病床のナイロビを窒息させようしますが、間一髪のところを仲間たちがやってきます。逃走するガンディア。銀行内にあるパニックルーム(避難室)から警察に通信をつなぎます。警視監から表向きは休戦中なので手出しできないが、強盗団全員を殺せば英雄になれると言われたガンディアは武装します。ガンディアと警視監の会話を傍受していた教授はトーキョーに警告しますが、その瞬間、トーキョーは後ろからガンディアに襲われてしまいました。
ガンディアに襲われたトーキョーはパニックルームに監禁されます。戦闘態勢に入った強盗団は、パレルモの拘束を解いてチームに戻します。
人質の中に潜入しているデンバーの幼馴染みマニラがチームとして活動したいと申し出ますが、デンバーがまだ早いと拒否。
回復したナイロビはボゴタとお互いに惹かれ合っていることを確かめます。
強盗団はガンディアと激しい銃撃戦を繰り広げますが、苦戦します。ガンディアはナイロビを捕え、ドアの前で拘束。ドアの外にいる強盗団に「動くとこの女を殺す」と言います。なす術がない強盗団たち。
ガンディアは皆の前でナイロビを解放しますが、すぐに頭部を打ち抜きナイロビは即死してしまいます。デンバーが投げた手榴弾でガンディアは負傷してパニックルームに閉じこもります。強盗団はパニックルームの通信を遮断して、ガンディアが警察と交信できないようにしました。
次に教授はリオの顔写真を街中に貼り、リオ自身が拷問の内容を語った動画を配信して、世間の警察への不信感を煽ります。
それを受けた警視監が拷問に対する否定の会見を開いている途中に、報酬をもらってリオを拷問したという男の告白動画がメディアの携帯に配信されます。さらに街頭ビジョンで教授自身がラケルの処刑偽装と不当逮捕を告白。
トーキョーはガンディアの傷の手当をすると見せかけ、後ろから彼を襲います。そのとき、仲間たちがパニックルームの扉を破って、トーキョーを無事救出。
テント内に不当拘留されていたラケルは、警察総務部隊によって正式に逮捕されることに。
アリシアは記者会見の場で拷問は事実だったこと、上司もすべて承知していたことを暴露します。
教授は裁判所に移送されるラケル奪還のため、モスクワの友人のベンジャミンを始めとする炭鉱夫たちに裁判所の駐車場まで続く穴を掘らせます。
アリシアへの逮捕状が出ますが、彼女は行方をくらまします。
裁判所から車に戻るラケルをベンジャミンたちが救出。一方で強盗団はガンディアを脅して、警察に攻撃を受けているとウソの報告をさせます。警察はガンディアを援護するためにスナイパーやヘリを手配。屋上ではガンディアに扮したパレルモが銃撃しているふりをします。
そこにやってきたヘリは警察のものではなく、教授が手配したもの。中にはラケルが乗っていました。再会を喜び、ナイロビの復讐を誓う強盗団たち。
教授の部屋には銃を持ったアリシアが現れました。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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