ハワードは国際宇宙ステーションにいても相変わらず元気そうです。ハワードの母親は息子が結婚して家から出ていくことに憤慨しています。息子を取り上げる嫁=結婚という図式をこじらせていました。
一方シェルドンとエイミーは、徐々にではあるものの、確実に恋愛関係が進展していました。しかしシェルドンは2人きりのデートに、なぜかラージも誘ってしまいます。1人さみしく留守番するのが嫌だったラージは即答でOKしますが、エイミーの怒りを買ってしまい追い出されてしまいます。
仕方なくラージはレナードの部屋にいきました。しかし部屋の主はペニーといちゃついている真っ最中。またもや邪魔者扱いされ、仕方なくコミックショップオーナーのスチュワートの元へ。
当のシェルドンは研究助手として助手のアレックスを雇います。美人で頭もいいアレックスの存在が気になるエイミー。進展していたはずの関係がぎくしゃくしてしまいます。
ちょうどそのころ、ハワードは宇宙ステーションでの研究が一段落し、地球に帰還することになりました。しかし、迎えに来てくれるはずの妻バーナデットは体調が芳しくなく、母親もいきつけの歯科医とのデート、ラージもあてになりません。
バーナデットはハワードの実家に住んでいました。シャワーから上がってタオルだと思って体を拭いていたものが、ハワードの母親の下着だったことがトラウマになったようです。もう一度シャワーを浴びなおすも、心に大きな傷を残していました。
結局1人さみしく帰途につくハワードでした。帰宅後、親友ラージの自宅を尋ねます。ラージの家にはスチュワートが住みついていました。彼女がいない同士で心の隙間を埋め合っていると答えたラージ。ハワードは呆れながらラージを見つめるのでした。
一方、ペニーはコミュニティ・カレッジへ通い直していました。レナードは学校の男友達が気になって仕方ありません。しかもデート中にペニーの携帯電話に連絡が入り、さらに心配になってしまいます。
シェルドンは、イギリスの理論物理学者であるスティーブン・ホーキング博士とオンラインゲームで友人になりました。シェルドンは小さいころからの夢が叶ったと大はしゃぎです。このホーキング博士こそ、後々重要なキーマンになっていくことをシェルドンはまだ知りませんでした。
バレンタインデーにスチュワートのコミックショップで独身者限定のパーティーが開かれます。ラージは出席者の前でスピーチすることになりました。
スチュワートのコミックショップが会場なので、集まっているのはラージと同じ「オタク」です。スピーチを「よかったわ」と言ってくれた女性がいました。その人こそ、ラージの恋人になるルーシーだったのです。
ルーシーは極端なほどの人見知りでパニックになるとトイレの中にこもる癖がありました。ラージとの交際後、レナードたちに紹介できなかったのも、彼女の人見知りが原因でした。順調に愛を育んでいましたが、ルーシーのブログで「私の彼は女々しい」と書かれていたことがきっかけでぎくしゃくしてしまいます。
ある日、レナードはシェルドンに推薦され、ホーキング博士の調査団の一員として北海で研究することになりました。物理学研究者として、またとないチャンスに喜ぶレナードでしたが、せっかく復縁したペニーとの関係性が壊れるのではないかと不安になってしまいます。
一方でシェルドンは自分が推薦しておきながら、寂しいという理由で北海にいってほしくありませんでした。しかし、物理学者としてのチャンスをつぶしたくないレナードは北海行きを決意します。船着き場でレナードに別れを告げるペニー。2人の関係性は前にも増して改善したようです。
クライマックスはラージ。彼はルーシーを友人たちに紹介しようとしていました。しかし、ルーシーは極度の人見知りからそれを拒否してしまいます。それでもなんとか紹介しようとするラージ。結局このことが原因で破局してしまいます。ラージの無理強いするところが嫌で、ついに堪忍袋の緒が切れてしまったようです。
失恋したラージの長い長い演説をバックにシーズンは幕を下ろします。
レナードがいない間、シェルドンとペニーは寂しさを感じていました。電話をスピーカーにして連絡を入れるも、当のレナードは研究者チームが乗る船上パーティーの真っ最中。怒ったペニーは不機嫌になってしまい、見かねたシェルドンがジョークを交えながらペニーをなぐさめます。
ちょうどその頃、バーナデットとエイミーは同じ学会へ出席することになります。ホテルのバーで飲んでいると、酔ったバーナデットがシェルドン以外の選択肢もあるとアドバイスをしました。シェルドンをバカにされたと思い込んだエイミーは不機嫌になりながらも、将来について思いを巡らせるのでした。
一方、ルーシーを忘れるために研究者が集まるパーティーに出席するラージ。パーティー会場で以前好きだったデイビスが離婚したことを知り、猛烈アタックを仕掛けます。しかし、失礼なことを言ってしまい、デイビスと恋人になる可能性は限りなく低くなるのでした。
一方、主人公レナードはペニーと2人きりで過ごしたいという理由で、予定よりも早く帰国します。自宅に戻らず、まっすぐペニーの部屋に行ったことがシェルドンにバレてしまい、2人の友情にヒビが入ってしまいます。シェルドンとレナードの喧嘩にエイミーも巻き込まれそうになりますが、エイミーがシェルドンを脅したことで中立の立場を確保。ハワードのおバカな発言も相まってなんとか仲直りするのでした。
ある日、女優の卵であるペニーは人気ドラマの端役として出演することが決まります。放送当日、友人たちと一緒にドラマを見ていましたが、ペニーの出演シーンがまさかの全カットに。ショックで自分の部屋に戻るペニーを見かねてレナードがなぐさめます。
しかし、ペニーから「女優として成功すると思うか正直に答えて」と言われ「難しい」と答えてしまいました。いろいろと考えたペニーはレナードに「結婚しよう」と逆プロポーズをします。レナードは女優になれないから安易に結婚という道を選んでいると見抜き、プロポーズを断ります。
現実的なレナードは、ペニーが女優を本気で目指すという選択を尊重していました。バイトを辞めると宣言したものの、やはり生活費の確保のために辞められないことがわかり、レナードは「辞めなくて良かったね」とつい本音を漏らしてしまい、ペニーを怒らせてしまいます。
一方、エイミーは地質学者のバートに言い寄られますが、彼氏(シェルドン)がいると告げデートの誘いを断ります。しかし、バートはあきらめきれず、デートではなく、研究のために鉱石の展覧会に行かないか誘うのでした。研究のためならばとバートの誘いを断れないエイミー。困っている彼女を助けたのはハワードとラージでした。他の人にシェルドンを「彼氏」と言ったエイミー。徐々に恋人という立場に意識が変わっていたのがわかるエピソードでした。
そしてラージにもついに春が訪れます。出会い系サイトで知り合った、医者のエイミーという女性と付き合うことになりました。そしてついに初めてのエッチをします。仲間内から祝福され、ようやく独り身から開放されるのでした。
ちょうどその頃、女優の卵であるペニーはオーディションに合格して映画への出演が決まります。しかし、監督と喧嘩になってしまい、結果的にクビになってしまいました。ショックを受けるペニー。そんなペニーの力になりたいという思いで、レナードはプロポーズします。
ショックを受けているときにプロポーズしたことをわかっていたため、レナードは断られることも覚悟していました。しかし、ペニーは「イエス」と答えます。そして「映画がダメだったからではなくあなたが必要だったから」と付け加えました。晴れて婚約したレナードとペニー。レナードはシェルドンに、ペニーと結婚するから共同生活を解消したいと申し出ます。
ある日、シェルドンは大学の教授から、今までの研究とは違う研究をするように指示されました。今までの時間がすべてゴミのように思えてショックを受けるシェルドン。そんな彼に追い打ちをかけるようにレナードが共同生活解消を申し出てきたのです。
さらに悲劇は続きます。スチュワートのコミックショップが火事になってしまい、心の拠り所がまた1つなくなったのです。人生を見なおすために、45日間の鉄道の旅に出るシーンでシーズン7は幕を下ろします。
WRITER
DIGLE MOVIE編集部
国内外の“今”の音楽、映画情報が知れるメディア「DIGLE MAGAZINE」。邦画、洋画、アニメなどの幅広い映画ジャンルに精通するメンバーが集まった新進気鋭のメディア編集部が日々気になった情報を発信します。
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Asahi
DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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