S.H.I.E.L.D.は、第2次世界大戦中におけるキャプテン・アメリカの活躍により手に入れた「四次元キューブ」の研究を続けていました。しかし地球侵略をたくらむロキは武装異星人集団のチタウリと手を組み、研究所を襲撃して四次元キューブを奪います。
この非常事態に、ニック・フューリーはロシアに潜入していたブラック・ウイドウに連絡を取り、ハルクの説得と招集を依頼。さらに70年間氷の中で眠っていたキャプテン・アメリカや、アークリアクターを使った実験を続けていたアイアンマンも仲間に加えました。こうしてヒーローたちが次々と集結し、ロキの陰謀に立ち向かいます。
本作は『アベンジャーズ』シリーズの記念すべき第1作目であり、アベンジャーズの初期メンバーである6人が初めて集結した作品でもあります。アベンジャーズは物語が進むごとに増えていき、第4作目の『エンドゲーム』では数えきれないほどの仲間が加わりましたが、最初はたったの6人でした。
しかしキャプテン・アメリカ、ソー、アイアンマンの「BIG3」を中心に彼らは団結し、おびただしい数のチタウリ軍から地球を救ったのです。ラストのバトルシーンは大迫力でカッコよく、MCU作品の初心者にもおすすめできます。
チタウリ軍の地球侵攻を阻止した戦いで心を病んだスタークは、パニック障害や不眠症に悩まされていました。大きな不安から、パワード・スーツが手放せなくなっています。世間では国際的テロリスト・マンダリンによる爆破テロが各地で勃発。「なぜテロリストに対抗しない」とマスコミから挑発されたトニーは、つい住所を公表してしまいます。
結局トニー邸は謎の集団からミサイルを撃ち込まれて爆発。トニーはアイアンマンに変身して脱出しましたが、何千キロも離れた場所でエネルギー切れにより不時着します。心を病み全てを失ったトニーは、もう一度立ち上がることができるのでしょうか。
トニーは不時着したテネシー州にて、機械いじりが得意なハーレー少年に出会います。ハーレーは元々アイアンマンに憧れていて、パワード・スーツが故障して満身創痍のトニーに様々な協力をしてくれるのです。彼はトニー顔負けのプログラミング技術により、J.A.R.V.I.S.の言語プログラムに手を加えるなど大活躍します。
また、ハーレーは第4作目『エンドゲーム』にも、実は登場していました。フェーズ4以降における登場は未定ですが、今後の活躍に期待が持てるのではないでしょうか。
今から約5,000年前。9つある世界が一直線に並ぶ「惑星直列」が起こります。ダークエルフの支配者マキレスは、この機会にインフィニティ・ストーンのエーテルを解放することで、世界を永遠の闇に沈めようと考えました。
しかし当時のアスガルド王でオーディンの父に当たるボーにより阻止され、エーテルはアスガルドの地下に封印。マレキスも姿を消します。そして現代。謎の重力異常をロンドンで調査していた天文学者のジェーンは、時空の歪みに巻き込まれてエーテルを吸収してしまいました。
そしてエーテルの復活によりマレキスも目覚め、アスガルドへの復讐を企みます。
本作では、1作目の『マイティ・ソー』や『アベンジャーズ』にて敵だったロキが大活躍します。マレキスの覚醒とエーテルの復活という緊急事態に、ソーから協力を要請されるのです。
「悪戯(いたずら)の神」であるロキは、その、うさん臭さを存分に発揮して、物語をかき回します。最後まで敵か味方か分からないロキの立ち回りにより、本作はより一層複雑で魅力的な作品になっていると言えるでしょう。
スティーブは海賊に襲われたS.H.I.E.L.D.の船舶を奪還する任務に参加中、テロ撲滅を目的とした「インサイト計画」の存在を知ります。
計画に不審さを感じたニック・フューリーは中止を訴えますが、直後に謎のテロリストから襲撃されてしまいました。
スティーブは計画の推進者ピアーズから知っていることを話すように言われましたが拒否し、逃亡。スティーブは合流した女性スパイ・ナターシャと共に特殊部隊による追跡から逃れつつ、計画の全貌を暴こうとします。しかし真相に近づいたスティーブ達の前に、謎のテロリスト「ウインター・ソルジャー」が立ちはだかりました。
本作の見どころは、謎のテロリスト「ウインター・ソルジャー」との闘いとその正体です。
ウインター・ソルジャーの正体は、前作『ファースト・アベンジャー』で谷底に落ちて絶命したと思われていたスティーブの親友バッキー。親友との思わぬ再会にスティーブは動揺しますが、正義のためにウインター・ソルジャーと対峙します。最後の展開には、多くのファンが胸を熱くしました。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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