神々の終焉の予言「ラグナロク」を実行しようとしたスルトを倒したソーは、弟ロキと共に地球にいるオーディンの元へ向かいます。
しかしオーディンは自分の寿命が尽きかけていると話し、ソーとロキには姉がいると2人に告げました。姉は邪悪な死の女神ヘラであり、自分が死ぬことで封印が解けてしまうと伝え、オーディンは亡くなります。その瞬間ヘラが復活。ソーは応戦するも全く歯が立たず、ムジョルニアは破壊され自らは遥か彼方の宇宙まで吹き飛ばされてしまいました。
本作で特に印象的なことの1つが、「死の女神」ヘラの圧倒的な強さでしょう。彼女は、アベンジャーズの「BIG3」にも数えられるソーが投げつけたムジョルニアを片手で受け止め、一瞬で粉々に破壊してしまうのです。
これまでアベンジャーズ作品を見てきた人であれば、ソーがいかに強く、ムジョルニアがいかにスゴイ武器かを理解していることでしょう。それだけにこのシーンは衝撃的で、「こんなのに勝つ方法なんてないのでは…」と見ている方も絶望的な気持ちにさせられました。
ラグナロクにより消滅したアスガルドから脱出したソーたちは、突然サノスからの襲撃を受けます。圧倒的な力を持つサノスはソーたちを簡単に抑え込みロキを殺害して、インフィニティ・ストーン「スペースストーン」を奪い去っていきました。
一方の地球にも、「タイムストーン」を狙ってサノスが送り込んだ手下たちが襲来。ドクター・ストレンジやアイアンマンが対抗するものの、ストレンジが彼らに連れ去られてしまいます。トニーとピーターはストレンジと彼が持つタイムストーンを奪還するため、宇宙船に潜入するのでした。
本作ではついに、最凶最悪のヴィランサノスがアベンジャーズと直接対決します。アベンジャーズは地球と宇宙に分かれてサノスの軍と壮絶な戦いを繰り広げ、あと一歩のところまで追い詰めますが、失敗。
サノスの有名な「指パッチン」によって、全宇宙に住む生命の半数が消滅してしまうラストは、とても衝撃的でした。ヒーローたちも例外なく半数が消えていく演出により、悲しさや絶望感が掻き立てられる、ある意味でとても魅力的なラストだったと言えるでしょう。
本作を見たら、続編の『エンドゲーム』を見ずにはいられなくなること間違いなしです。
アベンジャーズの大規模な内紛「シビル・ウォー」の終結から2年。アントマンことスコット・ラングは、キャプテン・アメリカに手を貸した罪によってFBIの監視下に置かれています。
ピム博士とその娘ホープもFBIに追われることになりましたが、それでも研究は続けていました。前作でスコットが量子世界から生還したことで、ピム博士の妻ジャネットも量子世界から救い出せる可能性が出てきたからです。そしてジャネットを救うべく「量子トンネル」の作成を急ぐピム博士たちの元に、謎の敵「ゴースト」が現れます。
本作では、次に公開される『アベンジャーズ/エンドゲーム』においてアベンジャーズや全宇宙を救う鍵となる「量子世界」に関するストーリーが展開されます。30年もの間ずっと量子世界に取り残されていたジャネットを、ピム博士たちは見事救い出しました。
そしてゴーストの正体であったエイヴァを治療するためにスコットは再び量子世界に入りますが、アクシデントが起きて閉じ込められてしまうのです。「スコットはどうなる?」「ピム博士達は?」との謎を残したまま、物語は終了します。
そしてこの続きは、『エンドゲーム』を見ることで明らかになるのです。
アベンジャーズはサノスの陰謀を阻止するため懸命に死闘を繰り広げましたが、それもむなしく、全宇宙に住む生命の半数が消滅してしまいました。
生き残ったアベンジャーズのヒーローたちはサノスの居場所を突き止めますが、インフィニティストーンはもうありません。再び使われることを避けるため、サノスが全て破壊していたのです。憤ったソーはサノスの首を切り落としますが、過去は変えられず、ただむなしいだけでした。
それから5年。悲しみに暮れているアベンジャーズメンバーの元に量子世界から帰還したアントマンが訪れたことで、事態は急転します。
本作の見どころは、何と言ってもクライマックスの大バトルシーンでしょう。もはや何人いるのかも分からないアベンジャーズの仲間たちと、無数の手下たちで構成されているサノス軍が大激突します。アベンジャーズがそれぞれの特徴や長所を生かして敵と戦う様子に、最初から最後まで興奮が止まりません。
ついにムジョルニアを持ち上げたキャプテン・アメリカが全員に賭けた「アベンジャーズ・アッセンブル(集合)!」の号令は、本当に鳥肌ものでした。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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