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2024.04.26更新

映画『バットマン ダークナイト』のあらすじ紹介!(ネタバレあり)重要キャラや見どころポイントもご紹介

ダークナイト・トリロジーの第2作目であり、数々の賞を受賞した、映画史に残る名作。ここでは『バットマン ダークナイト』のあらすじや主要キャラ、見どころポイントを含めながらご紹介します。

『バットマン ダークナイト』の注目ポイント

恐ろしく考え込まれた、完成度の高いストーリー

本作の注目ポイントとしてまず挙げたいのが、単なるアクション映画を超越した、複雑で完成度の高いストーリー展開です。本作ではバットマンとジョーカー、善と悪の二項対立を軸に、登場人物それぞれのドラマが非常に詳細かつ繊細に描かれています。そのため本作は一般的なアメコミ映画らしい単純な勧善懲悪ストーリーとは一線を画しており、アクション映画ファン以外の層も見事に取り込んだ大作となっているのです。

ジョーカー役ヒース・レジャーの鬼気迫る怪演

本作を語るうえでは、ジョーカー役ヒース・レジャーの映画史に残る怪演を避けることはできません。ヒースはジョーカーの狂気や残虐性、ズルさを見事に表現しきり、彼が本作を映画史に残る名作にしたといっても過言ではないでしょう。残念ながらヒースは本作が公開された年に亡くなられていますが、歴代の名優達が演じてきたどのジョーカーにも負けない「ヒース版ジョーカー」を私たちに残してくれました。

絶対見てほしい!迫力の尋問シーン

本作にはいたるところに大迫力のアクションシーンが盛り込まれており、そのどれもが注目に値するのですが、中でも特に見逃せないのがジョーカーの尋問シーンです。ジョーカーを捕らえたゴードンはハービーの居場所を聞いてもはぐらかす彼に業を煮やし、バットマンに取り調べを任せます。そこでの2人のやりとりは非常に見ごたえがあり、バットマンの形相はとても恐ろしいのに、どうしても目が離せなくなるのです。

『バットマン ダークナイト』のトリビア

ジョーカーの元になったのは映画史に残る有名キャラクター!

本作における影の主役といっても良い活躍を見せたジョーカーには、実は元になったキャラクターがいると言われています。それは、スタンリー・キューブリック監督の作品『時計じかけのオレンジ』の主人公アレックスです。クリストファー・ノーラン監督がヒースとジョーカーについて話し合った際に、アレックスが例に出たと言われています。ヒース版ジョーカーの、何をするか分からない危うさは、確かに『時計仕掛けのオレンジ』のアレックスのイメージと重なると言えるでしょう。

病院の爆破シーンは、ジョーカーのアドリブ?!

本作の印象的なシーンの1つにハービーが入院していた病院をジョーカーが爆破するシーンがあります。実はここでジョーカーを演じたヒースがアドリブ演技をしていました。ジョーカーが病院内を爆破しながら歩き、外に出たところで大きな爆発が起きるはずが、なかなか爆発が起きません。本当はトラブルによって爆発が遅れていたのですが、演技があまりにジョーカーらしく自然だったため、見ている人の多くはアドリブだと気付かなかったのではないでしょうか。

長編劇映画として史上初のIMAXカメラ撮影

本作は長編劇映画としては史上初のIMAXカメラで撮影された作品です。IMAXカメラは非常に高い解像度の映像を撮影できるのですが、カメラ自体が大きくなりすぎてしまうために映画撮影にはあまり適さないと言われていました。しかしノーラン監督は本作の随所にIMAXカメラを使用し、迫力とリアリティを共存させた映像の撮影を成功させたのです。例えばオープニングの銀行強盗シーンはIMAXカメラが活用されており、非常に壮大なシーンに仕上がっています。

※本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。