ムファサはプライドランドの王でシンバの父です。王位を密かに狙う弟のスカーの陰謀により、命を落としてしまいます。
実写版ムファサの外国語声優は、アメリカ人俳優のジェームズ・アール・ジョーンズです。彼は『スターウォーズ』シリーズでダース・ベイダーの声を担当した声優としても知られています。また、俳優としても高い評価を得ており、『博士の異常な愛情』(1964)など数々の映画に出演しています。
実写版ムファサの日本語声優は、水戸黄門の格さん役などで知られる日本人俳優の大和田伸也です。彼は早稲田大学第一文学部を中退したのちに演劇集団「自由舞台」に所属し、1968年には劇団四季に入団した経歴も持ちます。本作ではシンバの父でプライドランドの王であるムファサを威厳たっぷりに演じました。
スカーはプライドランドの王ムファサの弟で、シンバの叔父です。シンバの誕生により王位継承から遠ざかり、プライドランドを奪う計画を密かに実行します。
実写版スカーの外国語版声優は、ナイジェリア人の両親を持つイギリス出身俳優、キウェテル・イジョフォーです。彼は13歳から演技の道に入り、『アミスタッド』(1997)のコヴィ役で映画デビューを果たしました。近年では、『ドクターストレンジ』(2016)で主人公を支えるバロン・モルド役を演じています。
実写版スカーの日本語版声優は、数々の映画・ドラマ・舞台などに出演経験がある俳優の江口洋介です。コミカルでアツい人物から、真面目な堅物まで様々な役を幅広くこなします。本作では、シンバの宿敵スカーを、不気味さや嫌らしさだけでなく紳士的な雰囲気も併せ持つヴィランとしてクールに演じました。
プライドランドの次期国王で、ムファサの息子です。スカーの陰謀によって王国を追放され、たどり着いた先でティモンとプンバァに出会います。
アニメ版シンバの外国語声優は、アメリカ人俳優のマシュー・ブロデリックです。出演した演劇作品の『努力しないで出世する方法』と『ブライトン・ビーチ回顧録』で、トニー賞を受賞しました。また、『GODZILLA』(1998)や『ニューイヤーズ・イブ』(2011)など数多くの映画作品にも出演しています。
アニメ版シンバの日本語声優は、俳優・声優の宮本充です。彼はキアヌ・リーブスやエイドリアン・ブロディ、イーサーン・ホークなど様々な有名俳優の吹き替え声優として知られています。また、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(1996)の中川圭一など、多くのアニメ作品にも出演している声優です。
ナラはプライドランドに住むメスライオンで、シンバの幼馴染です。幼い頃はおてんばでしたが、やがて芯の強い大人の女性に成長します。
アニメ版ナラの外国語声優は、アメリカ人女優のモイラ・ケリーです。映画『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』(1992)のドナ役などで知られています。また、『チャップリン』(1992)ではヘティ・ケリーとウーナ・チャップリンの二役を演じました。
アニメ版ナラの日本語声優は、宝塚歌劇団に所属していた女優の華村りこです。宝塚卒業後は舞台やドラマなどで活躍し、2012年からは芸名を「RICO」に変更しました。声優業も精力的に行なっており、『アンナと王様』(1999)のグロリア役や『天使にラブソングを2』(1993)のマーガレット役などを吹き替えしています。
ティモンは、イボイノシシのプンバァと暮らすミーアキャットです。プライドランドに戻る決意をしたシンバの後を、プンバァと共に追います。
アニメ版ティモンの外国語声優を演じたのは、アイルランド系アメリカ人俳優のネイサン・レインです。ユーモラスな演技に定評があり、『バードケージ』(1996)やミュージカルコメディ『プロデューサーズ』(2001)で、ゴールデン・グローブ賞へのノミネートを果たしました。
アニメ版ティモンの日本語声優は、ベテラン声優の三ツ矢雄二です。アニメ『タッチ』シリーズの上杉達也や映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのマーティの声は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。また、ディズニー映画『トイ・ストーリー』シリーズのレックス役としても知られています。
プンバァはミーアキャットのティモンと暮らすイボイノシシです。ティモンと共に、砂漠に迷い込んできたシンバを育てます。
アニメ版プンバァの外国語声優は、アメリカ人俳優のアーニー・サベラです。彼は日本ではあまり知られていない俳優ですが、数多くの映画やドラマに出演しています。カーセールスマンを演じた『クイズ・ショウ』(1994)や『最高のルームメイト』(1995)のスタッシュ役などがその例です。
アニメ版プンバァの日本語声優は、俳優の小林アトムです。彼は1995年から10年間に渡って劇団四季に在籍しており、アニメと同じ『ライオンキング』のプンバァや『美女と野獣』のコグスワースを演じました。劇団四季退団後は後進の育成にも尽力していましたが、2011にすい臓がんを患い亡くなっています。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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