黒い煙に飲みこまれた拍子にディーンたちは意識を失います。目を覚ましたディーンは煙の内部にいました。目の前には黒いドレスをまとったダークネスが立っていました。彼女は「封印を解いてくれてありがとう」と言い残して去っていきます。
カスティエルは魔女のロウィーナに操られていました。ロウィーナはカスティエルを利用して、クラウリーを抹殺するつもりでした。天使の剣でクラウリーを刺し殺すも、すでに器である人間の体から脱出していました。
カスティエルは魔術の影響を恐れて天界へ助けを求めました。しかし、メタトロンを脱獄させた罪で投獄されてしまいます。
ダークネスは赤ん坊の「アマラ」を器として地上での活動をスタートさせます。黒い煙をアマラの家族に吸わせて、自分の従者にしようとしていました。サムも黒い煙を吸い込んでしまい、闇の力に感染してしまいます。
サムは以前出会った新しい死神のリーダー「ビリー」に言われた「お前は穢れている」という言葉を思い出します。自分の体を蝕む闇の力こそ、聖書に書かれている「穢れ」そのものでした。従者に変異する直前に聖なるオイルを使い、穢れを浄化して事なきをえます。
クラウリーは子供から少女に急成長したアマラを保護し、完全体になるまで守ると約束します。一方カスティエルは友人であるハンナの助力で牢獄から助け出されていました。しかし魔術の影響が強く残っており、牢獄の番人の2人を殺してしまいます。ハンナはカスティエルを庇ったことで死んでしまいました。
ロウィーナの策略により、カスティエルを器として魔王ルシファーが復活してしまいました。深淵の女王、魔王、ウィンチェスター兄弟の3つ巴の戦いが幕をあけます。
サムは最強の武器「神の手」が過去に存在していたことを発見します。ディーンたちはカスティエルが憑依されているとは知らずに、神の手を取りにいくために時空移動を依頼します。ルシファーもダークネスを倒す方法を探していたため、ディーンたちの依頼を快諾しました。
神の手入手に成功し、現代に戻ってきた3人。サムが神の手をうっかり落としてしまったときに、ディーンがカスティエルの中身が違うことに気づきます。サムは神の手を奪われる直前に天使避けのまじないを使い、ルシファーを強制転移させるのでした。
ロウィーナは強いものに取り入ることが得意です。ルシファーではなくダークネス・アマラに取り入っていましたが、彼女の力に脅威を覚えダークネスを裏切ります。ルシファーに復讐したいクラウリーはディーンたちが手を組み、ルシファーを罠にかけようとします。しかし、ダークネスに罠がばれてしまい、ルシファーと手を組まれてしまうのでした。魔王と
深淵の女王、最強最悪のコンビが誕生したのです。
逃亡中のメタトロンは地上にあるバーで死んだと思われていた神の預言者「チャック」に出会います。チャックの正体は「神」でした。メタトロンから連絡を受けたディーンたちはチャックと合流してダークネスを倒そうとします。しかし、チャックには実の姉を殺す気持ちは一切ありませんでした。
ディーンたちはチャックとルシファーを引き合わせて仲直りさせました。残る敵は神の姉・深淵の女王ダークネスだけです。しかし、チャックはどうしても姉を倒す気になれませんでした。仕方がないため、あらためて封印するという落としどころで協力をとりつけました。
チャックは姉であるダークネスを追いつめます。しかし、最後の最後で情が出てしまい、その隙に反撃を受けてしまい、チャックは瀕死の状態になってしまいます。
神が瀕死になったことで、陰と陽の均衡が崩れ、太陽が消えかかるなど世界の崩壊という最悪の危機をむかえました。チャックを助けて崩壊を防ぐため、そして深淵の女王を倒すために死神のビリーに頼んで冥界から大量の魂を提供してもらいます。ディーンは大量の魂を胸に宿し、人間爆弾となって特攻しようと考えていたのです。しかし、ダークネスはディーンの特攻を見て改心します。さらに神を回復して世界崩壊の危機を救ったのです。
ダークネスが去り際に「私が求めていたものをくれた。だから同じものをあげる」と伝え、ハッピーエンドで幕を下ろします。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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