カインの刻印によって復活したディーンでしたが、その魂は悪魔と化していました。ある事件の最中、悪魔の印である「黒い目」を発現させてサムを攻撃してきます。ディーンは最愛の弟サムを傷つけないようにするため、クラウリーとともに行方をくらまします。
ディーンは理性が徐々に失われ、破壊衝動や殺人衝動に駆られていました。クラウリーは「刻印の衝動を抑えるためには人間を殺すしかない」と伝えます。ディーンはクラウリーの殺人依頼を潜り抜けながら、なんとか衝動を抑えていました。
ディーンはサムの元へ戻り、地獄の門を閉じるときにクラウリーに行なった「悪魔を改心させる方法」を試して欲しいと頼みます。サムは清めた血をディーンに注射しますが、想像以上の苦痛を与えてしまいます。悪魔のままでいたいと懇願する兄を見て困惑するサムでした。
カスティエルは力が枯渇したことで衰弱状態になっていました。天使のハンナに地上に残っている天使を天界に連れ戻す手助けをしてほしいと依頼されます。しかし、力のほとんどを失っていたため、光を発することすら難しい状態でした。
アディーナという天使の襲撃を受けるカスティエルでしたが、絶体絶命のピンチを救ったのはまさかのクラウリーです。クラウリーはアディーナを殺して、その力をカスティエルに移し替えます。クラウリーは「ディーンを助けろ」と言い残して去っていきました。
カスティエルはディーンに天使の力を使い、浄化の苦しみを軽減させました。なんとか人間に戻ったディーン。しかし、刻印の呪いは完全に消えたわけではありません。怒りの衝動を抑えられなくなりつつあったディーンは人間を殺してしまいます。
衝動を止めるためには、呪いを刻んだ本人であるカインが手がかりでした。呪いを解除するためにハンター業をしながらカインの行方を追うのでした。
煉獄にいたカインは地上で活動していました。自分の血を引き、殺人鬼になってしまった自分の血脈たる人間をすべて抹殺するつもりだったのです。カスティエルはカインが殺人鬼のみならず、その家族までをも抹殺していたことをディーンに報告。ディーンはカインを倒すため、刻印の浸食が進むことを承知でカインの剣を持ち出します。
なんとかカインを倒したものの、刻印の衝動に苦しむディーン。ハッカーのチャーリーは古代の呪いを解く方法が書かれている「呪われし者の本」を入手します。しかし、本に書かれている言語が解読できません。カスティエルは天界の牢獄に幽閉されている「神の書記」メタトロンに取引を持ちかけます。
幽閉を解く代償として、本を解読してもらうつもりでした。しかし、本の言語はメタトロンでさえも解読できず、まんまと逃げられてしまいます。サムは今までお世話になった仲間たちに本の解読をお願いしましたが、誰一人としてできません。
ハッカーのチャーリーが解読の手がかりを掴みますが、フランケンシュタインの末裔スタイン一家に殺されてしまいます。怒ったディーンは単独で敵地へ乗り込み、そのまま行方知れずになってしまいました。
カスティエルはクラウリーを呼び出し、ディーンを刻印から救う手助けをしてほしいと依頼します。肝心のディーンはモーテルに車のカギを残し、サムに車を譲るという遺言を残していました。
長年の仲間であるカスティエルをも殺そうとしたディーンは、刻印を消すためには死ぬしかないと思い立ち、死神の王である「死の騎士」を呼び出します。しかし、死の騎士はカインの刻印は古い呪いであるため、完全に除去するのは不可能であることを告げます。しかも、刻印の所持者を殺してしまうと、神の姉であり、悪の神でもある「ダークネス」の封印が解かれてしまうというのです。
死の騎士は殺さずに別の次元の世界に連れていくことはできるといい、その対価としてサムの命を要求されました。ディーンは死の騎士を放置しておくとサムの命が危ないと悟り、死の騎士にカインの剣を突き立てます。
クラウリーの助力によって、呪いの解除方法が見つかりました。古代の魔術を用いて刻印の呪いは解かれましたが、死の騎士から教えられた「ダークネス」が復活してしまいます。
ディーンとサムが津波のような黒い煙に包まれてしまうシーンでシーズン10は終わります。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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