サムがルシファーと一緒に地獄へ落とされてから1年が経ちました。ディーンはハンターをやめ、元恋人のリサ、そしてリサの息子のベンとともに超常現象とは無縁の平和な生活を送っていました。
ある日、ディーンは怪物の爪痕を見つけます。引退したはずのディーンでしたが、リサやベンに危険が及ぶかもしれないと危惧して調査を始めます。悪魔の急襲でピンチに陥るディーン。危機を救ったのは、1年前に地獄へ落とされたはずの弟サムでした。
ディーンは、ルシファーや別の悪魔が憑依しているのかと疑い、サムに問いただします。しかしサムは1年前からハンターとして現場復帰をしていたと語りました。ディーンが幸せに暮らしていることを知り、復活したことや他の仲間とハンター業を続けていることをあえて黙っていたと言います。
サムを地獄から救ったのは復活した天使カスティエルでした。しかし魂だけを地獄に残し、肉体だけが復活していたのです。抜け殻になったサムを利用したのは、地獄の新しい王になった十字路の悪魔ことクラウリーでした。
クラウリーの目的はルシファーに支配されていた地獄を改革するため、天界や地獄とは別の次元にある「煉獄」の扉を開けることです。煉獄には復活させてはならない伝説の怪物や悪魔が封じられていました。煉獄に封じられた魂を自身の力にしようとしていたのです。
カスティエルはルシファーに殺されましたが、神の力によって蘇っていました。しかし天界では、大天使ラファエル派とカスティエル派で内乱が起こっていました。内乱を止めるため、カスティエルは煉獄にある魂の「力」を追い求めるのです。地獄と天界の実質トップが手を組み、それぞれの目的を果たすためにディーンとサムを利用していたのです。
サムはハンターの仲間を紹介したいとディーンに伝えます。サムの拠点で待っていたのは母メアリーの父サミュエルでした。サミュエルはクラウリーの手駒として蘇っていたのです。
天界の内乱と地獄の改革に巻き込まれていくディーンとサムの新しい戦いは、今まさに始まろうとしていました。
ディーンは地獄に封じられているサムの魂を取り戻すために、死神の王である「死の騎士」に取引を持ちかけます。ルシファー封印で使った「死の指輪」を返す代わりにサムの魂を戻して欲しいと頼みました。さらにディーンは、過去に地獄で受けた拷問の記憶で苦しんでいたこともあり、サムの記憶に壁を作った状態で復活させたいと申し出ます。死の騎士はディーンの申し出を受け、24時間の死神代行ゲームを提案します。
死の騎士とのゲームに勝ち、サムの魂にフィルターをかけた状態で戻してもらいました。本当のサムと一緒にクラウリーの暗躍を止めようと行動を開始します。
ある事件の調査中、祖父サミュエルが怪物に襲われて死亡しているのを発見します。怪物を生み出していたのは、煉獄のマザーと呼ばれている「イブ」でした。イブはクラウリーを殺すために地上に出てきていたのです。
クラウリーも危険ですが、イブは怪物を生み出す存在のため、野放しにしていては大変なことになります。しかもイブは、人間を怪物に変えて、天使や悪魔に対抗するための勢力を作ろうとしていたのです。ディーンとサムは祖父サミュエルの書庫を調査し「フェニックスの灰」によってイブの倒し方を発見します。
イブを倒すためにフェニックスの灰で銃弾を作り、予備の作戦として、イブに噛まれてもいいようにフェニックスの灰を酒に混ぜて自分の体へ取り込んでいました。
イブはディーンとサムの母親であるメアリーになりすまし、2人を懐柔しようと企みますが、失敗に終わり逆上します。ディーンの首筋に噛みつき、勝利を確信しましたが、ディーンの策にはまり、あえなく消滅してしまったのです。
一方カスティエルは、クラウリーに騙されていることを知ります。クラウリーを殺そうと追い詰めますが、すでにクラウリーは地獄を捨てて逃亡していたのでした。
煉獄の扉を開く計画をつぶしたものの、強大な力を手に入れたカスティエルは自身を神だと思い込むようになります。2人はカスティエルを止めるため、新たな戦いの日々に身を投じることになったのです。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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