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2023.10.02更新

ディズニーの映画シリーズを紹介!(ネタバレあり)見どころやポイントもご紹介

半世紀以上に渡って世界中の人々に夢と魔法を届け続けるディズニー映画。ここではディズニー映画のあらすじや見どころポイントをご紹介します。

『眠れる森の美女』(1959)

あらすじ

ヨーロッパのある王国に、お姫様が生まれます。彼女はオーロラと名付けられ、誕生祭が国中を挙げて盛大に開かれました。宴には3人の妖精が招かれ、1人は美しさを、もう1人は美しい歌声をお姫様に贈ります。

しかし3人目の妖精が贈り物をしようとした時、強い風と共に悪名高い魔女マレフィセントが出現。誕生祭に呼ばれなかった腹いせとして、オーロラに「16歳の誕生日に糸車の針で指を刺し、死ぬ」と呪いをかけ、去っていきます。悲しい運命を変えるため、まだ贈り物をしていなかった3人目の妖精は「死ぬのではなく眠るだけ。心から愛する人のキスで目覚める」と魔法をかけるのでした。

豪華でシンプルかつ上品な、セルアニメーションの名作

本作は、公開から60年以上たった現在でも多くの人を魅了し続ける名作です。製作期間6年、100万枚にもなるセル画を用いて300人以上ものアニメーター達が力を結集させた本作は、品の良い絵本を見ているかのような美しさを感じさせます。ストーリーもシンプルで無駄な寄り道がなく、「悪い魔女」と「お姫様」、そして「お姫様を助ける王子様」による分かりやすい勧善懲悪作品です。

そしてシンプルなだけに何年たっても色あせることなく、幅広い世代に愛される作品として輝き続けているのでしょう。「難しい話は好きじゃない」という方にもおすすめできる定番作品です。

『101匹わんちゃん』(1961)

あらすじ

ダルメシアンのポンゴは、作曲家のロジャーとロンドンの町外れに住んでいました。ある日ポンゴはダルメシアンのパーディタと出会い、やがて2匹の間には15匹の子犬達が誕生します。

ポンゴやロジャー達が喜んでいると、そこにクルエラがやってきました。彼女はパーディタの飼い主アニータの旧友で、毛皮にするため子犬達を譲れと迫りますが、ロジャーは断固拒否します。

数か月後、子犬達と家政婦が留守番中の家に強盗が侵入し、家政婦を押しのけて家中を荒らして逃げていきました。慌ててどんな被害に遭ったか確認する家政婦。しかし盗まれたのは金品ではなく、15匹の子犬達だったのです。

最恐?のヴィラン・クルエラの大暴走!

本作でまずおすすめできるのは101匹のダルメシアンやその他の犬たちの可愛らしい活躍ですが、作品に魅力を添える存在としてはクルエラの存在も欠かせません。本作のヴィランであるクルエラは特に魔法を使える訳でもなく、特別身体が強かったり頭が良かったりするわけではありません。

しかし毛皮を愛する思いだけは異常で、毛皮のためには可愛い子犬を殺めることも、盗みを働くことも全くいとわず暴走し続けるのです。終始とても怖い表情の彼女ですが、特にラストのカーチェイスシーンにおける鬼の形相は必見でしょう。

『王様の剣』(1963)

あらすじ

中世イギリスのある王国では王様が亡くなり、後継者争いによる混乱状態に陥っていました。次の王様になれるのは、石の台に刺さった王様の剣を抜ける者だけです。国中の猛者達がチェレンジするも誰一人引き抜くことはできず、王様の剣は次第に忘れ去られていきました。

それから数年後。城で働く孤児のワートは、探し物をして入った森の中で魔法使いマーリンと出会います。未来を見通すことができるマーリンはワートが将来の王様になると予言し、彼の家庭教師になることを申し出るのでした。

魔法の凄さや知恵の強さを、ディズニーらしく描いた名作

本作を通じて描かれているのは、魔法や知恵が持つ力の偉大さでしょう。主人公ワートは後にアーサー王となる人物ですが、とにかく何もできない少年です。善良で純粋な「いいやつ」ではあるのですが何か特技がある訳でもなく、しっかりとした教育も受けさせてもらえていません。そのためか、残酷なことに自分の辛い境遇を嘆きもせず、受け入れてしまっているのです。

しかしマーリンと出会い、魔法や様々な知恵を授かることで、彼の運命は大きく変わっていきます。魔法を使える者が活躍するのはディズニー映画のお約束ですが、それだけでなく学ぶことの大切さも本作は教えてくれるのです。