幼いころからの夢を叶えて大都会ズートピアの新任警官になった女性ウサギのジュディ・ホップスは、大型動物の同僚警官達にバカにされながらも必死に頑張っていました。
そんな中、肉食動物ばかりを狙った誘拐事件が発生。ジュディは夫の捜索願を出しに来たカワウソの依頼を勝手に引き受けてしまいます。
怒った署長から「48時間以内に解決できなければ解雇」との無理難題を出されたジュディ。しかしそれでも負けずに画像を分析していると、キツネの詐欺師ニック・ワイルドが捜査のカギを握る可能性が浮上します。
本作で描かれている夢の大都会ズートピアは、様々な動物たちが一緒に暮らす街です。しかしジュディが勤めることとなった警察署は大型動物の社会であり、彼女は優秀であるにもかかわらず小さいために重要な仕事にトライさせてもらえません。
その他にもゾウのアイス店がキツネへのアイス販売を拒否するなど、ズートピアには差別や偏見が多く存在しているのです。
しかしそんなものには負けず、自分にできることを1つずつ一生懸命やっていくジュディの姿に、多くの人が胸を熱くしたことでしょう。
小さな孤島に住む民族モトゥヌイの幼い娘モアナは、小さなカメを助けたことで海に許され女神テ・フィティの心をもらいますが、すぐになくしてしまいました。父である酋長からはサンゴ礁を超えて大海に出ることを禁じられているものの、海への思いは募っていきます。
それから時は経ち、島では作物や魚が取れなくなってしまいます。モアナは大海に出て魚を取ることを提案しますが、酋長は聞き入れてくれません。
そんな中でモアナの祖母タラは、島の民を救うために半神半人のマウイを見つけ出してテ・フィティに心を返すよう、彼女に伝えます。
こうしてモアナは、海へ出ることを決意するのです。
本作の魅力は、ほぼ全編において描かれている海の美しさや迫力、残酷さでしょう。本作での海は主人公モアナが憧れる場所である一方で、人々を飲み込み閉じ込めてしまう残酷な存在でもありました。
最新の映像表現によって質感や動きなどがとてもリアルに描かれており、大自然の壮大さや美しさを鳥肌が出るほどに感じさせてくれます。
昼の海のキラキラした美しさはもちろん、真っ黒に透き通る夜の海もぜひ見てほしいポイントです。
また、大海に飛び出したモアナが歌う『How Far I’ll Go』も、壮大な海の雰囲気にピッタリと合っています。
ラルフ達のゲームセンターにWi-Fiが導入されましたが、インターネットの世界は危険として、ルーターへの立ち入りは禁止されます。
一方、『シュガー・ラッシュ』のコースに飽きたヴァネロペのため、ラルフは新しいコースを作成。ヴァネロペはすぐにトライしますが、現実世界の少女が誤ってハンドルを壊してしまいます。
ハンドルは交換せざるを得ませんが、新品はインターネットサイトeBayで高額販売されているもののみのため、やむなく『シュガー・ラッシュ』は電源を落とされることに。ヴァネロペとラルフはハンドルを手に入れるため、インターネットの世界に飛び込む決意をします。
本作で欠かさずチェックしてほしいのが、歴代のディズニープリンセス達の総出演するシーンです。白雪姫やシンデレラ、オーロラ姫といった定番プリンセスから、アナやエルサ、モアナなど最新のプリンセスまで、本当に豪華なメンバーが集結しています。
しかも映像だけではなくセリフも用意されており、それぞれのキャラクターに合わせてしっかりと個性を出した描き方をされているのです。
ディズニープリンセスの性格には各時代のプリンセス像が反映されており、それぞれのプリンセスの違いを確認してみるのも面白いでしょう。
エルサが真実の愛に気付き、アレンデールに平和が戻ってから3年。エルサはアナたちと平和な日々を過ごしていましたが、ある時から聞こえる「不思議な声」に悩まされていました。エルサはアナたちに、余計な心配をかけまいとして黙っていましたが、いつしかその声が自分を読んでいることに気づきます。
不思議な声の求めに応じてエルサが力を解放した時、アレンデールに天変地異が発生。そこでエルサはようやく不思議な声のことをアナに打ち明け、声や異変の正体を探すため「未知の旅」へ出ることにします。
本作では、前回ではあいまいなまま終わってしまっていたエルサが魔力を持つ理由が語られていきます。アナとエルサの母イドゥナはなんと、魔法が使える霧の森の先住民ノーサルドラの子孫だったのです。
そしてイドゥナがアレンデールの王子を愛したことから、「広い心を持ったご褒美」として娘のエルサに魔力が宿りました。全てを知ったエルサは、ノーサルドラの女王として森で生きていくことを決めます。
そしてアナはアレンデールの女王となり、2人は長年すれ違っていた両国をつなぐ存在となったのです。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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