ニューヨークで捨てられた子猫のオリバーは、寒さに震えて途方に暮れていました。そんな中、貧しくともたくましく生きる犬のドジャーと出会います。
オリバーはドジャーの仲間に加わり、多額の借金を抱えた彼らの飼い主フェイギンを助けるため、盗みや当たり屋の仕事を始めました。
一台の高級車にワザとぶつかってお金をだまし取ろうとしたところ、オリバーはお金持ちの少女ジェニーと出会います。
ジェニーはオリバーを連れ帰って大切に可愛がりますが、ドジャー達は「仲間がさらわれた」と大騒ぎ。ジェニーの家へ救出に向かいます。
本作は次回作の『リトル・マーメイド』から始まるディズニー・ルネサンス、黄金期直前の作品です。
そのためか日本での知名度はあまり高くないのですが、テンポの良いストーリーが話題を呼んで、アメリカでは大ヒットをしました。
また、ドジャー役を大人気歌手ビリー・ジョエルが務め、ジョルジェットをトニー賞・グラミー賞等数々の賞を持つベット・ミドラーが演じるなど、声優陣が非常に豪華です。
さらに、ジョルジェットが歌うシーンではCG技術も活用されており、見ごたえのある作品に仕上がっています。
とても美しい声を持つ人魚姫のアリエルは、人間の世界に強いあこがれを抱いていました。父である海の王トリトンは陸上との関わりを持つことを禁じていましたが、アリエルは人間の物を集め、海上に行っては船や地上の様子をうかがっています。
ある日のこと。アリエルはのぞきに行った船に乗るエリック王子に恋をし、嵐によって海でおぼれてしまった彼を助けてしまいました。
アリエルが人間に恋をしたと知ったトリトンは、彼女が集めた地上の品を全て破壊。そして悲しみに暮れるアリエルに、海の魔女アースラが恐ろしい提案を持ちかけます。
本作は90年代のディズニー第二黄金期の始まりとなった大ヒット作品です。映像表現や登場人物、楽曲等どれもレベルが高く、多くのファンから愛され続けています。美しい映像は、30年以上が経った現在でも見劣りしません。おてんばな人魚姫アリエルや本当に怖い魔女アースラなど、どのキャラクターも個性的・魅力的です。
また『Under The Sea(アンダー・ザ・シー)』や『Part Of Your World(パート・オブ・ユア・ワールド)』など、有名過ぎる名曲もふんだんに盛り込まれています。
ディズニーを救ったとも言われる名作は、絶対にチェックすべきでしょう。
オーストラリアに住む探検が大好きな少年コーディは、ある日森の中で罠にはまったゴールデン・イーグルのマラフーテを見つけ、助け出します。その後、今度は罠にかかったネズミを見つけ、助け出そうとしたところ自分が罠にかかってしまいました。罠は密猟者マクリーチのものであり、彼はコーディからゴールデン・イーグルの居場所を聞き出そうとします。
一方、バーナードはビアンカと食事中であり、彼女にプロポーズする機会をうかがっていました。しかし、救助救援協会から突然の呼び出しを受けて食事は中止に。
オーストラリアから回ってきたSOSを受けて、再び2匹の大冒険が始まります。
本作は前作よりもさらに完成度を高め、誰にでも親しみやすい作品に仕上がっています。ゴールデン・イーグルが空を舞うシーンはとても爽快で、バーナードとビアンカがアホウドリのウィルバーと空を飛ぶシーンもスピード感があります。
結末も気持ちの良いハッピーエンドであり、とにかくスッキリさわやかな気分にさせてくれる、素敵な映画だと言えるでしょう。
また、悪者マクリーチとバーナード達の対決シーンには充分な迫力があり、この1本でアニメ映画を見た満足感をしっかりと得られます。
昔々、森の奥深くにお城がありました。お城の王子はとても傲慢で、ある晩、一本のバラの代わりに泊めてほしいと懇願してきた老婆を、醜いからと冷たく追い払ってしまいます。しかしその瞬間老婆は美しい魔女に姿を変え、王子を醜い野獣の姿に変身させてしまいました。
王子が元に戻るためには、真実の愛を見つけなければいけません。
時は流れ、村では本が大好きな美女ベルが、発明家の父と共に暮らしていました。ベルの父は発明品をコンテストに出すため、馬に引かせて村の外に出ます。
しかしいつまでも父は帰って来ず、なぜか馬だけが帰宅。父を探しに森に入ったベルは、古びたお城に迷いこみます。
本作はアニメ映画としては史上初のアカデミー賞ノミネート作品であり、非常に高い映像技術が詰め込まれた作品です。楽曲も素晴らしく、ベルと野獣が二人きりの舞踏会を開いてダンスするシーンは本作を代表する名シーンだと言えるでしょう。
言わずと知れたアカデミー賞受賞曲『Beauty and Beast(美女と野獣)』をバックに2人が踊る様子はとてもロマンチック。
約30年前の作品とはとても思えない美しさを、まだ見たことがない人はもちろん、見たことがある人も改めてチェックしてほしい作品です。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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